タロット占いって、ちょっと不思議で魅力的ですよね。
78枚のカードに込められた象徴的な意味が、未来や心理状態をズバッと言い当ててくる…。
筆者もこれまで、恋愛や人間関係、人生の転機で何度もタロットに頼ってきました。
でも、ふと思ったんです。
「タロットって、本当に当たるの?」
「しかも、自分で自分を占うのって正しいのかな?」と。
実は、タロット占いには向き合い方を間違えると、かえって混乱を招くこともあるんです。
今回の記事でわかることは、
・タロット占いはなぜ「当たる」と感じるのか?
・自分を占ってはいけない?その理由とは
・タロットと上手に付き合うためのコツ
タロットに興味がある方も、自分で占っている方も、ぜひ最後まで読んでみてください。
タロット占いはなぜ「当たる」と感じるのか?

タロット占いの的中率に驚いたことがある人は少なくないと思います。
「まさに今の自分の気持ちを言い当てられた」
「誰にも話していない悩みを言われた」
そんな経験からタロット=当たると感じる方が多いのではないでしょうか。
では、なぜそんなに当たるように感じるのでしょう。
その理由には、以下の3つが考えられます。
潜在意識がカードを引かせている
タロットは「無作為に引いたカード」から意味を読み解くものですが、
実はその無作為は無意識によって導かれているとされます。
つまり、自分でも気づいていない深層心理=潜在意識が、今の自分に必要なカードを引かせているという考え方です。
象徴の力と投影の仕組み
タロットカードは、絵柄ひとつひとつに豊かな象徴(シンボル)が込められています。
その象徴を自分の経験や心情に「投影」することで、まるで“言い当てられた”ような感覚になるのです。
ピリチュアル的な「導き」
スピリチュアルな観点では、タロットは宇宙からのメッセージを受け取る手段ともいわれます。
カードを媒介に、今の自分に必要な気づきや答えが降ろされてくるという考え方です。
いずれにしても、タロット占いが「当たる」と感じるのは、自分の内側と
深く向き合っている証拠なのかもしれません。
自分を占ってはいけない?その理由とは
タロット占いをしていると、自然と「自分自身」を占いたくなりますよね。
「この恋、うまくいくのかな?」「転職すべき?」など、誰しもが知りたいこと。
しかし、多くのプロ占い師が「自分自身の占いは慎重に」と口をそろえます。
その理由は、大きく3つあります。
感情のフィルターが入る
人は、自分の悩みになるとどうしても感情的になります。
希望や不安が入り混じり、「いいカードが出てほしい」「悪いカードは無視したい」という
バイアスが強くかかってしまいます。
その結果、本来のメッセージを正しく受け取れなくなる可能性が高いのです。
解釈が都合よくなってしまう
タロットは解釈が大きな比重を占める占術です。
自分自身のこととなると、つい「これはきっとポジティブな意味だ」と
都合よく読み変えてしまうことがあります。
つまり、占いではなく願望確認になってしまう危険があるのです。
結果に振り回されやすくなる
冷静な判断ができないと、カードの結果によって気分が乱されることもあります。
「タワー(崩壊)のカードが出た!最悪…」
「逆位置ばっかり出てる…もう何もかもうまくいかないかも」
実際には気づきのためのカードでも、ネガティブに受け止めすぎてしまい、
自己否定や迷いが深まってしまうのです。
自分自身を占うときには、「客観性」が何よりも必要。
それが保てない時には、他者に占ってもらう方が正確性も安心感も高いと言えるでしょう。
タロットと上手に付き合うためのコツ

それでもやっぱり、自分のことを占いたい。
そんな時はどうすればいいのでしょうか?
ここでは「セルフ占いでも振り回されないための3つのコツ」をご紹介します。
最初に自分の状態を確認する
落ち込んでいるとき、感情が不安定なときは、占いを控えるのもひとつの方法です。
カードを引く前に「今、自分は冷静に読めるか?」を問いかけてみましょう。
結果に一喜一憂しすぎない
出たカードは現在地の写し鏡。
未来を決めつけるものではありません。
ポジティブでもネガティブでも、「気づきの材料」として受け止めましょう。
ログを取りながら客観的に見る
毎回の占いをノートなどに記録し、後日読み返してみると、主観のフィルターがどれだけかかっていたかに気づけます。
また、「当たってた」と思うことで、信頼感も高まり、使い方が安定します。
タロットは、正しく扱えば心のガイドとなる素晴らしいツール。
けれど、誤った使い方をすれば、自分を縛る道具にもなってしまいます。
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まとめ
タロット占いが「当たる」と感じるのは、潜在意識や象徴的な読み解き、そして宇宙的な導きが重なっているから。
しかし、自分を占う時には「感情のフィルター」「解釈の偏り」「結果への依存」などの落とし穴があります。
大切なのは、「どう使うか」「どう受け止めるか」。
占いに振り回されるのではなく、気づきと整理のためのツールとして使っていく意識が、
自分軸を整える鍵になります。
タロットは未来を決めるものではありません。
あなたがよりよい選択をするためのヒントをくれる鏡なのです。
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