2025年の夏を目前にして、「7月5日に隕石が落ちる」「人類にとっての転換点がやってくる」と
いった不穏な噂がSNSや掲示板、オカルト系YouTubeチャンネルなどで拡散されています。
中には「NASAが極秘裏に隕石の接近を隠している」「日本に落下する可能性が高い」といった声もあり、
世間をざわつかせています。
果たして7月5日に本当に隕石が落ちてくる可能性はあるのでしょうか?
もしそれが真実だとすれば、どの時間帯に、どこに、どんな規模で被害が出ると予測されているのか。
今回の記事でわかることは、
・7月5日隕石落下説の発端とは?誰が言い出したのか
・NASAやJAXAの発表に「隕石接近」の事実はあるのか?
・それでも不安なあなたへ。予言とどう向き合うべきか
過去の予言・科学的根拠・天文学の観点から7月5日の災害予言の真相に迫ります。
7月5日隕石落下説の発端とは?誰が言い出したのか

この「隕石落下説」が最初に注目されたのは、海外のスピリチュアル系インフルエンサーの
X(旧Twitter)の投稿がきっかけです。
「2025年7月5日、人類が空を見上げる日になるだろう。ひとつの光が地球の歴史を変える」
これに敏感に反応したのが、一部のYouTubeチャンネルや都市伝説系の情報サイトでした。
「この光は隕石だ」「過去に類似する預言があった」など、様々な裏付けが独自に紹介され、
[真偽不明のまま日本国内にも広がりました。
特に取り上げられたのが以下の3つのソースです。
・1999年のノストラダムスの大予言との一致(日付は違うが「7の月」というワードが共通)
・日本の松原照子氏の未来予言(彼女は2025年に関東大震災級の災害を予見)
・ロシアの天体観測者による小惑星の地球接近警告
これらの情報が組み合わさり、「7月5日に大規模な天体災害があるのでは」という噂が生まれたのです。
NASAやJAXAの発表に「隕石接近」の事実はあるのか?

噂や予言だけではなく、実際に科学的観点から「隕石の接近」の事実があるのかを確認することも重要です。
ここでは、NASAとJAXA(宇宙航空研究開発機構)の公式発表やデータベースを調査してみました。
NASAのNEO観測
NASAが提供する「近地球天体(NEO)」の接近予測カレンダーでは、2025年7月5日前後に地球に深刻な影響を
与える可能性がある天体は存在しないということです。
具体的に、2025年7月の一覧には以下のような記録があります。
- 2025年7月3日:直径14mの小型天体が地球から約180万kmを通過
- 2025年7月7日:直径8mの天体が約250万kmで通過予定
いずれも地球に衝突するような軌道ではなく、「NASAによると安全」との明言がされています。
JAXAの対応は?
日本のJAXAもまた、7月5日前後の隕石・小惑星接近について注意喚起などの公式発表は一切していません。
つまり現段階では、日本国内でも危険と判断されていないということになります。
そのため時間帯についてもなんとも言えません。
それでも不安なあなたへ。予言とどう向き合うべきか
科学的根拠が乏しいと分かっていても、心のどこかに残る「もしも」。
予言や噂が広がるとき、私たちはつい過剰に反応してしまいがちです。
そんなとき、どう心を保てばいいのでしょうか?
不安は「情報不足」から来る
「不安」は、未来の出来事が見通せないときに強くなります。
まずは、信頼できるソースを確認するという姿勢が重要です。
NASA、JAXA、国際天文学連盟のような機関が何も警告していないのに、
「誰かの予言」だけを信じてしまうのは、情報のバランスが欠けています。
過去の終末予言のほとんどは外れている
例えば過去には「2012年にマヤ暦が終わる=世界も終わる」と騒がれましたが、
実際には何も起こりませんでした。
ノストラダムスの「1999年7の月」も同様です。
これらに共通しているのは、「不安を煽るワード」だけが独り歩きし、
科学や事実によって否定されても話題が加熱するという現象です。
「備え」はしても「怯える」必要はない
もちろん、災害への備えをすることは大切です。
しかし、「7月5日に隕石が落ちてくる」といった確たる証拠のない話で、不安を感じ続けるのは
心身ともに疲弊してしまいます。
冷静に、落ち着いて、今ある情報を照らし合わせて「自分で判断する力」を持つことが、
現代において何よりも大切なのです。
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まとめ
結論として、「7月5日に隕石が落ちてくる」という説に対する科学的な裏付けは現段階では存在しません。
NASAもJAXAも、警戒レベルを上げるような発表は行っておらず、単なる噂や都市伝説の域を出ていないのが実情です。
とはいえ、予言やスピリチュアルメッセージに込められた「気づき」は無視できない部分もあります。
「大切なものを見直すタイミング」「日常に感謝する時間」と捉えることもできるかもしれません。
2025年の7月5日も、空を見上げる一日になるかもしれませんが、それは恐怖ではなく、
希望や平和を祈るための日であることを願います。
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