「黒魔術」と「白魔術」。
この2つの言葉を聞くと、まるでファンタジーの世界の話のように思えるかもしれません。
しかし、古代から現代に至るまで、魔術という概念は世界中で存在し、
時に人を癒し、時に人を傷つけてきました。
「白魔術は良い魔法で、黒魔術は悪い魔法」
そんなイメージを持つ人も多いですが、実はこの2つ、本質的な違いは「使う目的」と「意図」にあります。
今回の記事でわかることは、
・黒魔術とは?
・白魔術とは?
・黒魔術と白魔術、どんな人が使うの?目的と意識の違い
黒魔術と白魔術の違いを詳しく解説するとともに、
それぞれを使うとされる人々や、どんな場面で使われるのかについても掘り下げていきます。
スピリチュアルに興味がある人も、ちょっとした好奇心のある人も、
「魔術の正体」に少しだけ触れてみませんか?
黒魔術とは?

黒魔術(ダークマジック)は、破壊や操る力を意味する魔術として語られます。
黒魔術の基本的な性質
〇他人をコントロールするための魔術
〇呪い・束縛・復讐・操作などの意図を持つ
〇エネルギー源は負の感情(怒り・嫉妬・憎しみなど)
〇宗教的には禁忌とされることも多い
たとえば、「あの人を不幸にしてやりたい」「自分に依存させたい」
といった目的を持つ人が黒魔術に頼るケースが多く、自己中心的な願望が
ベースになっているのが特徴です。
黒魔術の儀式や道具の例
・動物の骨、血、髪の毛など、生命に関わる素材を用いることがある
・呪詛の言葉(呪文)を使った念送り
・宗教的タブーに触れる行為(鏡や人形を使った儀式など)
現代では「呪術代行」や「念送りサービス」といったネット上の活動にも一部関係しており、
グレーゾーンな領域として社会的にも問題視されています。
白魔術とは?
一方、白魔術(ホワイトマジック)は、他者や自分の幸福・安全・癒しを目的とした魔術のことを指します。
白魔術の基本的な性質
・浄化・癒し・守護・愛を増やすなど、調和的な目的を持つ
・他者を操作するのではなく、「本来あるべき流れ」を整える
・使用者の心が穏やかで、他者への配慮に満ちている必要がある
・エネルギー源は“愛”や“慈悲”“光”などのポジティブな波動
例えば、「友達の病気がよくなってほしい」「家族が安全に過ごせますように」
といった純粋な願いをエネルギーに変えて届けるのが、白魔術です。
白魔術で使われる道具の例
〇浄化用のホワイトセージ、クリスタル(天然石)
〇月や太陽のエネルギーを用いた月光浴・日光祈願
〇アファメーション(肯定的な言葉)や瞑想、マントラなど
白魔術は、スピリチュアルなヒーリングとも親和性が高く、
レイキ、エネルギーワーク、チャクラヒーリングといった形で日常生活にも取り入れられています。
黒魔術と白魔術、どんな人が使うの?目的と意識の違い
魔術の「黒」と「白」の違いは、使われる技法ではなく、「意識」と「目的」にあります。
黒魔術を使う人の傾向
・誰かをコントロールしたいという欲求が強い
・現実の努力よりも裏技や力技で結果を変えたいと考える
・過去の傷や怒りに囚われている
・占いやスピリチュアルを復讐の道具と見ている場合も
一部の黒魔術師(闇の術師)は、ビジネスとして活動していることもあり、
依頼者から“念”を受け取り、相手に働きかけるという構図が成立します。
ただし、負のエネルギーは必ず使用者にも跳ね返ってくるとされ、
黒魔術を多用する人の人生が徐々に崩れていくケースも報告されています。
白魔術を使う人の傾向
・ヒーラー、シャーマン、ライトワーカー、霊媒師など
・他人の幸せや調和を願う利他の心を持っている
・宇宙や自然と調和しようとするライフスタイル
・自分の波動を整えるセルフヒーリングにも積極的
白魔術の本質は「他者への干渉ではなく、環境の浄化・調整」。
相手をコントロールしようとはせず、最善の流れが起きるよう祈るのが基本姿勢です。
グレーゾーンの魔術も存在する
黒でも白でもない、「グレーな魔術」も存在します。
たとえば恋愛成就のために行う強引な引き寄せ術や、
相手の意思を尊重せずに願望を送り込む念送りなど。
一見、白魔術のように見えても、
「自分の思い通りにしたい」という強い欲望が介在すると、それは黒に近づいていくのです。
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まとめ
魔術には、白も黒もグレーも存在しますが、
その境界線を決めるのは、実はあなた自身の意図です。
- 自分や他人を癒したい、守りたい、光へ導きたい → 白魔術
- 誰かを支配したい、復讐したい、結果だけを欲しい → 黒魔術
- 願望に溺れて相手の自由を奪う → グレー〜黒に転落する可能性
スピリチュアルな力は、正しく使えば人生のサポートになります。
しかし、闇に惹かれすぎれば、自分自身が闇に引き込まれる危険もあるのです。
魔術は道具ではなく、心の鏡。
どんな魔術を使うかではなく、「どう生きるか」が、最も重要なポイントかもしれません。
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